コラム

タバコを吸っている親の子供は虫歯になりやすい?

皆さん、喫煙はお子様の口腔内に大きな影響を及ぼすことをご存じでしょうか。もちろん、大人の受動喫煙も健康に良くないのですが、特に子供は健康被害を受けやすいのです。今回は喫煙や受動喫煙によって引き起る口腔内のリスクについてご紹介いたします。お腹の中にいる赤ちゃんや生まれた後の赤ちゃんへの受動喫煙は特に悪影響を与えますので、赤ちゃんのいるご家庭では喫煙をなるべく控えるようにしましょう。大分市中戸次で小児歯科をお探しの方は、ダイヤモンド歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。

喫煙によって及ぼす口腔内のリスクとは

虫歯や歯周病リスクの上昇

歯を指さす子供

喫煙は虫歯や歯周病の発症率を高める口内環境を作ってしまいます。まず、タバコを吸うと口内が乾燥しがちになり唾液の分泌が下がります。ニコチンによって血管が収縮されてしまうからです。それによって唾液の殺菌作用や自浄作用も減少し、虫歯菌が増殖し始めるのです。

次に、口腔内の免疫力の低下が考えられます。煙に含まれる有害物質により、歯茎や口腔粘膜も酸欠や栄養不足状態になってしまうのです。そのため、病気に感染しやすくなるのです。この病気とは口内だけでなく、風邪などの身体的病気にも感染しやすくなります。また、ヤニによって細菌の繁殖が起こります。タバコを吸うとヤニというべたついた成分が歯の表面に付着します。このヤニは歯垢(プラーク)を生成するだけでなく、虫歯菌などの細菌を増殖させてしまうのです。

口臭

喫煙は、口臭を悪化させてしまいます。タバコには400種類ほどの匂いの成分が含まれており、特にタールが強烈な匂いの原因とも言われています。付着するとなかなか落ちにくいため匂いが付着してしまいます。また、先ほどご紹介した虫歯や歯周病によっても口臭が悪化するのです。歯周病を発症すると「メチルカプタン」と呼ばれるガスが口内に発生します。歯周病が進行し、歯周ポケットは深くなるにつれ汚れがたまっていきますので、口臭も増していきます。

歯や歯茎の変色

歯についたヤニは歯の色素沈着を起こして歯を黄ばませてしまいます。これを放置すると歯の内部まで浸透してブラッシングでは落とすことが難しくなります。また、ニコチンによって血管が収縮してしまい、血が通ってピンク色だった歯茎の色は黒ずんだ見た目になってしまうのです。

受動喫煙によって虫歯を促進させる

タバコ

タバコは喫煙者本人だけでなく、タバコから排出される煙や吐き出された煙を周りの人が吸ってしまう受動喫煙してしまっている人にも歯に大きな影響を与えてしますのです。特に子供の受動喫煙は問題視されています。日常的に受動喫煙している子供は、虫歯の発症リスクが2倍にも増えると言われています。かかる原因としては、喫煙している方とほぼ同じです。受動喫煙によって、唾液の分泌が悪くなり虫歯菌を増殖させてしまったり、免疫力が低下してしまったりするのです。

生まれる前の子供にも影響ある

妊娠中の喫煙は、良くないと聞いたことがあるかと思います。妊娠中に喫煙や受動喫煙をしてしまうと、低胎児出産や早産、流産の原因になる可能性があります。また、乳幼児突然死症候群と言われ、赤ちゃんの原因不明の突然死を引き起こす可能性や、先天異常と言って水頭症や小頭症、体のどこかに異常を持った状態で生まれてくる可能性もあります。

お子様の口内環境のことで小児歯科をお探しなら大分市中戸次のダイヤモンド歯科クリニックへ

今回はタバコによるお子様の口腔内のリスクについてご紹介いたしました。喫煙はご家族の健康にも被害を及ぼす可能性がありますので、すぐには難しいかもしれませんが、禁煙できるようにしていきましょう。お子様の口腔内についてお悩みがある方、小児歯科をお探しの方は、大分市中戸次にあるダイヤモンド歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

ダイヤモンド歯科クリニックの小児歯科についてのページはこちら

関連記事