コラム

フッ素で守ろう!子供の虫歯について

みなさんはフッ素塗布という言葉を聞いたことがありますか?フッ素を正しく塗布することで虫歯予防や虫歯の初期治療を行う際に使用します。今回はお子さまの虫歯予防に効果的なフッ素塗布の効果についてご紹介いたします。大分市中戸次で小児歯科をお探しの方は、ダイヤモンド歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。

子供の乳歯を健康的な永久歯にするために

5歳から6歳ごろになると、乳歯から永久歯へと生え変わります。生え変わりの時期は歯がぐらついていたり、大きさがバラバラになっていたりすることで歯磨きが難しい時期です。また、乳歯は永久歯に比べてエナメル質や象牙質が薄く、柔らかい性質になっています。永久歯になったからといってすぐに丈夫な歯になるわけでもありません。永久歯が生えてから2年~3年くらいの間はまだ歯質が弱く、むし歯になるリスクが高いのでこの時期は健康的な永久歯にしていく大切な時期になるのです。小児歯科では、フッ素塗布を行って虫歯になりにくい丈夫な歯にしていく手助けを行っています。

虫歯予防にはフッ素が大切!

口を指さす女の子

フッ素とは

そもそもフッ素とは、私たちの日常生活でも摂取しており、お茶や海産物などに含まれている元素の1つです。歯の質を強化して、虫歯菌から守ってくれる働きをします。

フッ素の効果

フッ素には大きく分けて3つの効果があります。

  • 歯質の強化

歯の表面にはエナメル質という膜で覆われているのですが、そのエナメル質を酸に溶けにくい性質に変えてくれる効果があります。

  • 再石灰化の促進

虫歯になると、酸によってカルシウムやリン溶かしてしまうのですが、これらを歯へ戻して修復する効果があります。

  • 抗菌作用

フッ素には虫歯菌を抑制する効果があり、酸の生成を抑えてくれます。

フッ素を取り入れる方法

  • 歯医者でのフッ素塗布

ご自宅で使用するものよりも高濃度のフッ素を塗布していきます。

  • ご自宅でフッ素入りの歯磨き粉を使用

長い時間をかけてしっかりと磨くと効果的です。また、口の中をすすぐ際は、少ない量の水で1回だけすすぎましょう。そうすることでフッ素を口内に残すことができます。

  • フッ素入りの水でうがい

虫歯予防の洗口剤を口に含み歯全体に行きわたるようにうがいをします。この際誤って飲まないように注意しましょう。

歯医者でのフッ素塗布方法

歯医者で行うフッ素塗布の方法はいくつかあります。

  1. 綿球法
    綿球にフッ素の溶液を浸して歯の表面へ塗布していく方法です。唾液がつくとフッ素の濃度が薄まってしまうので、歯のクリーニングが終わったら、エアーを吹きかけます。また、唇と歯肉の間や歯と舌の間に綿を入れて口内を乾燥させてからフッ素を塗布していきます。
  1. トレー法

専用のトレーの中にフッ素剤を入れて、上顎と下顎にはめて5分ほどフッ素を歯に浸透させていきます。

  1. 歯ブラシ法

ジェルタイプのフッ素を歯ブラシにつけて、通常通り歯を磨いていく方法です。1本ら2本ずつ丁寧に磨き全体に塗り広げていきます。

まとめ

今回はお子さまの虫歯予防に最適なフッ素塗布についてご紹介しました。フッ素は虫歯の予防に効果的なものですが、フッ素を塗れば確実に虫歯を予防できるわけではありません。しっかりとした毎日のセルフケアや歯医者での定期健診はもちろん生活習慣も非常に重要です。乳歯から永久歯に変わる大切な時期に虫歯にならないようしっかりとケアをしていきましょう。もちろんお子さまだけでなく、大人の歯にも虫歯予防に効果的ですので、大人の皆さんもフッ素塗布で虫歯を予防しましょう。

小児歯科をお探しなら、大分市中戸次のダイヤモンド歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。

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